リアスターファーム様
施工概要
用途:夏いちごの周年栽培・出荷
1)構造体
耐候性木骨ハウス 4連棟
・面積 1,036.8㎡(幅 8m×奥行き 32.4m)
・軒高 3.6m ・棟高 5.2m
・主骨 105mm×105mm(柱) ・スクリュー杭基礎
2)被覆材
屋根面 タイキュート(三菱化学)
側面 ダイヤスター(三菱化学)
3)内部設備
・平張カーテン3層張(誠和)
・換気扇(フルタ) ・暖房設備(フルタ)
・ヒートポンプエアコン(ダイキン)
・側面昇降機(誠和) ・環境制御装置(富士通Akisai)
ほか
施工のポイント
2013年から2017年まで岩手県農業研究センターとの共同研究において弊社の耐候性木骨ハウスを使っていちごの周年栽培技術は開発されました。
そのときの技術をベースに改良を重ね、初の4連棟で施工した施設となります。
施工のポイントとしては、遮光カーテン等の仕様に合わせて間口を8mに設定しました。また、ユニットの連結部分に当たる屋根の「谷」部分の樋を三重構造にすることで結露水が内部に浸み出すのを防止しています。
お客様の声
東日本大震災からの復興に向けた岩手県農業研究センター研究員として陸前高田市に移り住んだ太田祐樹さん(代表取締役)は弊社創業期から様々な面で関わっていただいています。
太田さんは実証研究の成果を踏まえて「いちごは30℃以上になると果実をつけなくなる。木骨ハウスは鉄骨ハウスに比べてハウス内温度が低くなり、三陸沿岸の夏涼しい気候と合わさることで夏秋期の栽培ができている」とのこと。
将来の目標をたずねたところ「三陸沿岸を夏いちご産地にしたい。目標は生産面積5ha、売上5億円」「人材を育て、ハウスを拡大したい」と未来を見据えた取組が印象的でした。