ベジ・ファクトリー様
施工概要
用途:ミニトマトの施設栽培・出荷
1)構造体
耐候性木骨ハウス 単棟2棟(以下の数値は1棟分)
・面積 405㎡(幅 9m×奥行き 45m)
・軒高 4.0m ・棟高 5.8m
・主骨 120mm×120mm(柱)
・スクリュー杭基礎
2)被覆材
屋根面・妻面 タイキュート(三菱化学)
側面 ダイヤスター(三菱化学)
3)内部設備
・換気扇(フルタ) ・薪ストーブ(石村工業)
・側面昇降機(誠和)・環境制御装置(渡辺パイプ)ほか
施工のポイント
ベジ・ファクトリー様のハウスは、岩木山の裾野に広がる平野部に立地しています。周りは田んぼや畑だけで遮るものがなく、冬期は風が強いそうです。
ハウスは単棟のものを2棟。トマト栽培ということで軒高を高めの4mに設定しました。また暖房設備として薪ストーブを導入し、りんごの木や選定枝を燃やしています。
施工のポイントとしては施主である佐藤さん自身が施工したことです。弊社は柱・梁の加工と現地への搬入、施工方法の指導を行いました。弊社でも一部施工をお手伝いしましたが、基本的に佐藤さんが自力で建てました。
キラクトラスは柱・梁の結合をボルトで行うことから施主施工を可能としています。
お客様の声
新規就農者としてトマト栽培を始めたベジ・ファクトリー代表の佐藤郁哉さん。ハウスで直売しているほか地元の道の駅などで販売しています。そのおいしさが口コミで広がり、ファンになる人が続出しています。
佐藤さんは就農にあたって高単価のミニトマトの施設栽培を目指しました。「栽培法やハウスのことを調べるうちに木骨ハウスを知りました」。そして実物を見たとき「びっくりしたし、これだ!って思いました」と振り返ります。「夏場は外より木骨ハウスの方が涼しいくらい。ハウス内の環境変化が小さく安定している」とのこと。
さらに佐藤さんは木骨ハウスでの栽培を前面に打ち出し、パッケージも紙製のものに変更したそうです。「環境に優しいところも気に入っています」と佐藤さん。
将来のことをたずねると「冬期栽培の試験をしている。これが成功したら通年栽培・通年出荷を実現したい。そして施設を拡大して多くの人においしいミニトマトを届けたい」と満面の笑みで語っていました。